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4.202021
パンプスのかかとパカパカ問題について
「インソール」というと、足の補正をするという認識を持たれることはまだ少ないようです。
まだまだ多くの人たちにとってインソールとは
「靴が大きいから入れる」
という位置づけになってしまっているのを痛感します。
フットプランのメイン商品であるアーチキーパーはあくまで機能性のインソールなので、
認識が違うことも多々あり、とまどうこともあります(^^;
そしてご相談に来られる方で多いのがタイトル通り、「パンプスのかかとパカパカ問題」です。
まず、そもそも靴選びの時点で問題ありですがなかなかそれが難しいですよね。
スニーカーなど、紐のある靴であれば全敷きのインソールである程度解決しやすいのですが
ローファーやパンプス・バレーシューズなど、特に甲の浅い靴は、インソールのような敷き物では解決しにくいケースがほとんどです。それどころかさらに抜け落ちやすくなってしまうことになります。
その原因として、
①敷き物を入れることでかかとが浅くなり、さらに脱げやすくなる
①つま先が窮屈になる
という二重苦がほぼ確実です。
①の場合、浅い靴だと甲のおさえがないため、単純にさらに靴が浅くなり、足がおさまらなくなります。
かといって前足部に何かを敷いたとすると、②のような状況になります。
ではどうすればいいのかというと、前足部のほんの一部にだけにパーツを当てがいます。
(店内では各部位に使うための調整用のパーツが色々とあります)
それでも解決できないケースも多々あります。
それは足と靴の間で以下が成立しない時です。
甲の押さえ・踵のフィット
これは、足のかかとを靴にしっかり合わせたところから動かない状態
ということです。
パンプスやバレーシューズなどは甲の押さえがないので、特にかかとのつかみ(踵幅)や座りが命綱となります。
もともと踵幅が細い方や、前足部と後足部の幅の差が大きい足の方がパンプス選びに苦戦してしまうことになります。
これがどうにもならない時、お客様には一番安全な手段として「ストラップ」いわゆるベルトを付けることをおすすめしています。
また、次回からのパンプス選びにはできるだけ甲にストラップの付いたものを選ぶようお話しています。
かかとの内側に貼り付けるジェルパッドなども市販でありますが、あまりおすすめはしません。
なぜなら足をつま先側にギュッと追い詰めることになるからです。
足と靴にとって大切な「かかとに合わせて履く」という理屈と真逆なのです。
つま先の圧迫は、外反母趾などの変形や巻き爪の原因になってしまうので、足にとって一番良くありません。
そして最後にもう一点、メーカー・ブランドにこだわらず、もっといろんなものに足入れしてみて下さい。
見ているだけでは靴はわかりません!
以前大阪国際大学の陸上部の皆さんに靴の講義をさせて頂いた時にも話したのですが、
買わなくてもいいから、どんなところに合う靴があるのかとにかくいろいろ履いてみて!
ということです。
靴選びポイントについては次回記事でお話しようと思います。
ほぼ毎日ヒール・パンプスを履き続けているという方は、
過去の関連記事「それでもヒールを履きたい!という方へ」
も、ぜひご一読下さい!
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